21.02.19
WATCH
カルティエ 腕時計としての歴史
本日は、カルティエの腕時計の歴史をお伝えしていきます^ ^
お時計業界において”世界で初めて◯◯”
などはよく見かけますが、
世界初の”男性用”腕時計を作ったのはカルティエと言われているのをご存知ですか??
1904年
ブラジルの富豪でありカルティエの顧客、友人でもあった、飛行家のアルベルト・サントス=デュモンの依頼によってカルティエが試作した時計は、ケースとラグを一体化させた世界初の男性用腕時計と言われています。
それまでにも腕時計に類するものは存在したそうですが、
ワイヤーラグにストラップを通す構造で、腕を振ると簡単に外れてしまうという欠陥があったそうです。
サントス=デュモンさんのカルティエへの依頼内容は、
“飛行中は懐中時計を取り出すことができないため、飛行中でも懐中時計を取り出すなどしなくても、時刻の確認ができること”
当時の飛行機の操縦は重く、両手操作が基本。
ゆえに懐中時計を胸ポケットから取り出すことはとても難しかったそうです。
その要望に対して、友人のルイ・カルティエは「サントス」で応えてできたのが、今も残るサントス デュモンです。
今では、サイズ展開も増え、男女でペアなども可能です。ケース素材もステンレスだけではなく、18Kケースやコンビネーション(18K×ステンレススティール)、ベルトも色々なカラーが増えてきているので別途購入となりますが季節によってベルトカラーを変えてみるのも素敵ですね。
当時は気圧の変化で風防が飛ばないように、風防とベゼルを繋いだビスは、現代のスペックになっても残るデュモンならではデザインとなっています。
デュモンのビス模様から着想された、ジュエリー
“ラブ”シリーズは余りにも有名ではないでしょうか。
時計よりもこちらからデザインを知る方も多いかもしれませんが、実はお時計から来ているデザインなんですよ♩
本日はデュモンをお伝えしましたが、
シリーズごとに歴史があるのがカルティエ。お勉強も捗る素晴らしいブランドです。
今後もシリーズごとにコラム書かせていただきます^ ^!
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