20.12.27
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グランドセイコースタジオ 雫石
皆さんこんにちは!
今年もあとわずかですね。
そんな今回は2020年7月20日に新施設「グランドセイコースタジオ 雫石」がブランド誕生60周年を節目にオープンしました。
その施設について紹介致します!!
2020年7月20日、岩手県雫石町 盛岡セイコー工業 雫石高級時計工房内に、グランドセイコーの機械式時計を製造する新施設「グランドセイコースタジオ 雫石」がオープンしました。ブランド誕生60周年の節目の年に誕生したこのスタジオは、2019年完成の国立競技場の設計に携わった建築家、隈研吾氏が設計を手がけています。岩手山に対して屋根を大きく跳ね上げ、建築の中からも周辺の自然が感じられる木造建築で、グランドセイコーのブランドフィロソフィ「THE NATURE OF TIME」を具現化したものです。木立に囲まれたスタジオ内には、専任の時計師が組立・調整を行う専門工房とともに、ブランドの歴史、背景を知り楽しむことのできる展示スペース、名峰・岩手山を望むラウンジを併設し、自然との共生のなかで生み出されるグランドセイコーのものづくりを体感できる場所です。
設計をしたのは⽇本を代表する建築家・隈研吾である(写真上)。グランドセイコーの技術と真髄を、建築としてどう表現したかこう語っている。
「『THE NATURE OF TIME』というのは誰もが直感的に感じられる⾔葉ではないでしょうか。“時の本質”といった本来の意味だけでなく、NATUREとTIMEがどこか不思議な組み合わせで、⼀体のように感じる。この建築ではそれをより具体的に表現しました。⽊というNATUREの素材が建物に使われ、その空間でTIMEを刻むグランドセイコーが作られていくという、まさに直感的に感じられるものを具体的な形にして⾒せたのがこの⼯房なのです。そういう意味では、建物⾃⾝でブランドの⽬指す理念を体現できるというのは、建築家としても⾮常に⾯⽩い、楽しい機会だったと思います」。
建築はそれ⾃体が単体として成⽴するわけではなく、周囲の環境や条件も⼤きく関わるものだ。その点においても「グランドセイコースタジオ 雫⽯」は稀有な建築になる、と⾔葉を続ける。「これだけの素晴らしい⾃然環境の中で、匠の精神や技術が保たれ、ずっと続いてきたというのは類いまれなこと。そしてこの建物ができたことで、より⻑く継続し、守り伝えられていく。それは建物にとっても幸せなことだなと思います」。
新たに⽣まれた「グランドセイコースタジオ 雫⽯」で、匠によって「THE NATURE OF TIME」の理念が注がれたグランドセイコーが、⼿にする⼀⼈ひとりの腕元で時を刻み続ける。「皆さんがグランドセイコーを⾒た瞬間、その奥にはこういうスタジオがあって、そこにはこんな豊かな⾃然があって⼭や空があるということを感じていただけたらいいですね。そんなふうに時計が媒介になって、⾃然と⼈間がつながることを実感できたら最⾼だと思います」。
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Grand Seiko