エル・プリメロとはゼニスが最も誇るべきメカニズムとなります。

ゼニスの名声はエル・プリメロを礎とするものであり、だからこそ私たちは長きにわたって継続的な改善を進めてまいりました。

【振動数】

 

エル・プリメロを語る上で、振動数は欠かせません。時計の振動数とは一体何かというと、時計が奏でる“チクタク”という音。振動数はVPH（毎時XX振動）-１時間に何回振動するのか-あるいは、Hz(ヘルツ) -ムーブメントが一分間に何回振動するか- で表されます。 

振動数が大きければ大きいほど時計の精度は高まります。腕時計で 一般的な振動数は、毎時21,600振動（3Hz）ですが、ゼニスのクロノグラフは、毎時36,000振動（5Hz）で、これほどの高振動だからこそ、1/10秒単位 の計測が可能となっております。

 

【初代エル・プリメロ】

エル・プリメロ コレクションには、たくさんのバリ エーションがあります。その元祖となるのはムーブメント 3019 PHCでこのムーブメントは、1973年にエル・プ リメロ 400と改名されました。エル・プ リメロ 400こそが最も純粋なエル ・プリメロと言っても過言ではないでしょうか。このムーブメ ントは毎時36,000振動で、日付表示と9時位置にスモール セコンドを備えており、1969年まで遡っても、エル・プリメロ がすでに最高のクロノグラフであったことを示しています 。この時まで、自動巻クロノグラフムーブメントの開発に成功した者はおらず、ゼニスは世界初の自動巻ク ロノグラフムーブメントの開発に成功しました。さらにそれは高振動という圧倒的な価値を備えていたのです!

 

【ムーブメント 4061: 心臓部が見えるオープンデザイン】 

オープンダイヤルからは鼓動を打つ伝説のエル・プリメロ ムーブメントを眺めることができます!そのためにムーブ メントは完全に再構築され、10時位置の開口部を設けるよ うに戦略的に再配置されました。さらに、オープンダイヤル向けのムーブメントはすべて、シリコン製のガンギ車とアンクルを採用しています。 このオープンムーブメントは、高名なCOSC(スイス公式 クロノメーター検定協会)によるクロノメーター認定を取得しています。

 

【ムーブメント 4047: 時計を取り巻く世界】

月に恋焦がれる者がいました！！それが、ゼニスです! ムーブメント 4047は6時位置にツインディスクによるムー ン&サンフェイズ表示を備えています。 332個のパーツからなるムーブメントは中央の時針と分針に加えて、スモールセコンドやクロノグラフ、ビッグデイ ト表示を備えています。さらに、パワーリザーブは50時間以上となっています。

 

【ムーブメント 9004: 21世紀の時計】

 

ムーブメント 9004はエル・プリメロ 21とも呼ばれており、2つの脱進機とツインバレル(２つの香箱)からなる二重構造を備え 、それぞれが独立してクロノグラフと時計の時間表示を作動します。このムーブメントではセンターのクロノグラフ針が 、1秒間に文字盤を1周し、1/100 秒単位の時間を計測します。